【モカエキスプレス/ビアレッティ】抽出器具
イタリアのビアレッティ社のモカエキスプレスはコーヒーを簡単に濃く抽出できる器具です。
カフェラテにしたり、お湯で割ったりして飲む感じです。
[メリット]
(味)
・簡単に濃い抽出ができる
・熱々のコーヒーが飲める
(使い方、スペース)
・アウトドアでも自宅でも、火があれば淹れられる
・火に掛ければあとは待つだけ
・道具が最小限で済む
[デメリット]
(味)
・苦味が強い
・フィルターがメッシュなのでコーヒーに粉が入る
・コーヒーが熱い
(使い方、スペース)
・使い方にコツがいる(使い方のポイントがある)
・火が必要
・淹れる量の調整ができない
・どこまで洗うか
メリットとしては、濃いコーヒーを淹れる道具としてはエスプレッソやフレンチプレス、サイフォンなどがありますが、スペースの問題や淹れたあとの片付けなどが大変です。
その点、モカエキスプレスはコンパクトでこの器具だけあれば抽出でき、基本片付けも簡単です。
使い方もポイントをおさえてセッティングすれば、あとはコンロに乗せて火を点けるだけでコーヒーが出来上がります。
直火を使いますのでコーヒーが熱々で飲めます。
このようにコンパクトで簡単なに淹れることが出来るのでアウトドアでコーヒーを淹れることもできます。
使い終わったら、中のコーヒー粉を捨てて水洗いするだけです。
デメリットは苦味が強く出てしまうのでそのままはで飲みずらいです。
砂糖とミルクを入れカフェラテにしたりお湯で割って飲む形になります。
フィルターがメッシュのためコーヒーに微粉が入るので気になる方もいます。
そして火を使える場所が必要です。
直火で淹れますので夏でも熱々のコーヒーになります。
淹れる量は器具の大きさで決まっているので、決められた量しか抽出できません。
ですので、飲む量ごとにモカエキスプレスが必要になります。
洗う方法は水洗いだけにしたほうが、次回淹れた時の味が良くなりますが、
長期間使わない場合はカビなどがついてしまうので、外して隅々まで洗う必要があります。
水洗いして毎日飲むような使い方がいいようです。
実際、イタリアでは水洗いのみで使用しているようです。
私も毎日使っていますが、水洗いのみでカビたりはしていません。
逆に、洗剤で洗ってしまうと味が落ちてしまいます。
《淹れるのに必要なもの》
・モカエキスプレス本体
・水
・コーヒーの粉
・火(コンロなど、ゴトク)
《使い方》
モカエキスプレスの下のボイラーに、水を安全弁の下まで入れます。
お湯を入れる方法もあります。
粉は細粗挽き、ドリップより細挽きでエスプレッソより粗挽きがいいです。
あまり細挽きにするとうまく抽出できません。
粉の量は、モカエキスプレスの中にあるフィルターのついたバスケットにいっぱいになるように入れます。
すり切りいっぱい入れて、押し込まないようにします。
バスケット縁についた粉を落としてから上側をネジこんで少し強く閉めます。
これでセッティングは終わりで、あとは火にかけるだけです。
家庭のガスコンロの場合、ゴトクに乗らない時があるので網などかあると安定して火にかけることができます。
火にかけたら、しばらくするとケトルがお湯が沸いた時のように口から蒸気が上がり、
そのあと音がぽこぽことしたら完成です。
すぐ火を止めます。
《選び方》
モカエキスプレスには種類があります。
・1カップ50mlとして、1カップ〜9カップまで(50ml〜450m)ラインナップがあります。
・材質がアルミとステンレスがあります。
・エスプレッソのようにクレマ(エスプレッソの表面に浮かぶ泡のこと)がでる機種もあります。
コーヒーカップで飲む方は3カップ、マグカップで飲む方は4カップがおすすめです。
エスプレッソのようにクレマを楽しみたい方はブリッカがおすすめです。
《まとめ》
カフェラテで飲む方やアウトドアに持って行く方におすすめの器具になります。
使い方にはポイントもありますが、場所も取らず最小限の道具で濃いコーヒーを入れることができます。
私の場合は濃いコーヒーをカフェラテで飲むのが好きなのでモカエキスプレスは毎日使っています。
特に自然の中で淹れて飲むコーヒーは特に美味しいですよ。